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DJI RS3 PRO, DJI RS3発表を受けての所感

2022年06月15日更新|DJIDJI RS3 PRODJI RS3ジンバルスタビライザー

本日、『DJI RS3 PRO, DJI RS3』が正式に発表されました。

 

DJI PRO Launch Event - Set A New Standard (DJI RS 3, DJI RS 3 Pro, DJI Transmission)

 

 

私も当該発表のYouTubeをリアルタイムに見ていましたが、DJIのプレゼンターが話していた内容については、その大半がRS2からの改善点と新機能の説明でした。

 

改善点においても新機能においても、実際には手に取って触ってみないことには何とも言えず、業務での撮影現場やハードなカメラワークに耐えうるジンバルなのかどうか?は、YouTubeを見ただけではよく判りませんでした。

 

したがって、私なりに目を引いた部分に絞って所感を述べたいと思います。

 

RS2, RS3 PRO, RS3の違い

 

まず、RS2からRS3 PRO, RS3の第三世代で何が変わったのか?進化したのか?という点ですが、これは前述した通り触ってみないことには何も判りませんので、取り急ぎRS3 PROとRS3の違いについて見ていきます。

 

先ほどもツイートしましたが、外装から見て取れる違いは以下の通りでした。

 

前者 RS3 PRO|後者 RS3

 

1)アームの材質:カーボン|アルミ

2)アームの長さ:RS2より長め|RS2と同等?

3)ペイロード :4.5kg|3.0kg

4)グリップ  :RS2と同等?|RS2より短め

 

1)アームの材質

 

これはちょっと意味が分かりませんね… RS3はRS2の正統な後継機だったのではなかったのか?と…

 

なぜアルミニウム合金のアームを採用してしまったのか?は、今のところまったく理解できませんwww これは笑うしかないですね。さらに突っ込むなら、それってトランスフォーム機能を省いたRSC2 SE(Second Edition的な?)とでもなるべきジンバルだったんではないかと… こういうところにメーカーとしての一貫性の無さが見て取れますね。

 

私がもし導入するとしたら、必然的にRS3 PROになるでしょう。なぜなら、あのカーボン製のアームは非常に軽く剛性も高く、冬場の撮影でもアームが冷えることもなく運用しやすいからです。

 

2)アームの長さ

 

RS3についてはRS2とほぼ同等のアームの長さのように見受けられますが、RS3 PROは少し長くなったようです。これは歓迎すべきものではありますが、ジンバルのアームが長くなるということは三軸のブラシレスモーターの回転半径も大きくなることを意味しており、モーター自体の安定駆動を妨げる懸念があります。

 

これは、単純にハイパワーなモーターを採用すれば良いという話ではなく、モーターの制御の話になってきます。専門的な話になりますが、重量機材を載せる際には単純にパワーを上げれば良いという話では無いんですね。パワーを上げた分だけモーターが振動しないように、また滑らかに駆動するように制御しなければなりませんから、DJI製の制御システムでどこまで耐えられるのか?気になるところではあります。

 

3)ペイロード

 

これも(2)との関係が深い話になりますね。

 

4.5kgのペイロード = 4.5kgの機材を搭載しての安定稼動

 

を約束しているわけではなく、単純に「搭載可能ですよ」と謳っているに過ぎません。実際には、製品の仕上がりを見てみないと何とも言えませんかね。

 

4)グリップ

 

ここは明確に分かりました。恐らく、RS2とRS3 PROのグリップは同等、RS3のグリップは短くなっています。

 

私はインバートモードと言ってジンバルを逆さに持って撮影することがあり、その際グリップの長さが邪魔になることがあるので、短めのグリップは良いかも知れません。別売りのを買えば良いかなと思いますね。

 

DJIの考える『安定化』とは一体…

 

DJIのプレゼンターが発していた言葉の中で、私には『安定化』というキーワードが耳に残りました。そこなんですよね、ジンバルで一番重要なのは… と。私は耳の穴かっぽじってひたすら彼の言葉に耳を傾け続けました。

 

しかしながら、その『安定化』という方向性はジンバルそのものの安定化、つまりブラシレスモーターの制御の話というよりは、ブリーフケースモードのグリップを付けるであるとか、プレートシステムを改善したなどといった話に終始していた感が拭えませんでした。

 

視聴者にわかり易い言葉を選んで解説していたとは思うのですが、仮にも『DJI PRO』というLaunchイベントを組み、『RS3 PRO』という名のジンバルを発表するに当たって、万人受けする説明にどれほどの意味があったのか?は正直微妙ですね。

 

発表タイトルが『DJI PRO』なのですから、もっとプロに向けた、プロを納得させるメッセージであるべきではなかったか?と思うのは私だけでしょうか?期待が大き過ぎたが故、半ば愚痴のようになってしまいましたが、詳しくはセキドのショールームにて実機を触った上でまたブログを更新したいと思います。

 

ところで、一番上のカメラみたいな製品はいったい何だったのでしょうか???

 

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撮影・執筆者

Takeru Tokyo Landscape

ジンバル撮影/指導/講師

豊富な実践経験から得たブレのないジンバル撮影テクニックを独自の理論に落とし込み、専門家ならではの視点でジンバルの正しい使い方を指導しています。2019年より自らが主宰するジンバル講習は日本で唯一。

講師業の傍ら、ジンバルで捉えた映像素材・ストック動画を撮影中。撮影対象は、主に都市景観:ビル街・建造物・商業施設など。詳しくは、映像素材・ストック動画のページをご参照ください。


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