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8KカメラにSONY α1を選んだ理由

2022年06月30日更新|SONY α1

Nikonさんのご厚意でしばらくZ9をお借りしていましたが、忖度なしの正直ベースでお話するとやはり釈然としないものが残り続けているのは事実で、今現在入手不可能ということもあり私はSONY α1を選ぶことになりました。

 

それはなぜか?を以下まとめてみました。

 

SONY α1の美点

 

1)柔軟性の高い記録フォーマット

2)記録メディアがSDカードであること

3)背面液晶がチルト式

4)ジンバル向きのIBIS(ボディ内五軸手ぶれ補正機構)セッティング

5)フルフレーム記録の4Kも高画質

6)小型軽量であること

 

1)柔軟性の高い記録フォーマット

 

第一に挙げるとしたら、まず記録フォーマットの柔軟性ですね。

 

SONY Alphaの高い技術力でしか成し得ない、画像処理エンジンなり内部処理システムは他メーカーを圧倒していると言って間違いないでしょう。

 

Twitterでも呟きましたが、私は高ビットレート(PRORES・RAWなど含め)での記録には一切関心がなく、できるだけ低ビットレートかつ高画質を実現しているSONYのカメラが私の撮影用途に最も適していると再認識しました。

 

他メーカーのビットレートを引き合いに出すと、4K 30pでさえも100Mbps, 150Mbps程度のビットレートを基本としている中、SONYは凄いですよ、4K 60p 10bit 4:2:0で45Mbpsから対応しています。

 

画質面でいくばくかの欠点(動きの激しいシーンなど)が出てしまう場合もありますが、それでもなお驚異的な画像処理・圧縮処理がカメラ内で実施されているということになります。

 

したがって、熱に弱いというのはSONY機に限って言えばやむを得ないのかも知れませんね。(うまく付き合っていく以外にない)

 

ちなみに、8K 30pも400Mbps, 200Mbpsの選択肢があります。

 

2)記録メディアがSDカードであること

 

二番目に、記録メディアにSDカードをフォローしているところも見逃せません。

 

ここ最近のミラーレス一眼は、CFexpress type Bを採用するメーカー・機種が増えていますが、これはスチル写真撮影時の連写に対応する必要があるためで、私らのような動画用途においてはそこまで高性能な記録メディアは必要ないんですね、実は。

 

記録時のビットレートにもよりますが、私の用途においては書き込み速度 100MB/sもあれば十分で、SDXCカードならV30あれば十分なんですね。

 

これに対し、CFexpress type Bは1200MB/sもあり、SDXCカードの10倍以上の書き込み速度を持っていますので当然メディアの単価も高額になります。

 

私がZ9を選ばなかった理由の一つに記録メディアが少なからずあります。

 

α1はZ9よりも高額ですが、記録メディアが低コストで済みますので、撮影におけるランニングコストを抑えられるメリットがあるんですね。

 

しかも低ビットレートですから、PCのストレージを無駄に食うこともなく効率的なデータ管理が実現できます。

 

3)背面液晶がチルト式

 

三番目は、背面液晶がチルト式であるということです。

 

私は以前α7SIIIを使っていたのですが、バリアングル液晶になってしまったことでずっと使っていたジンバルに載せにくくなってしまったことから手放した経緯があります。

 

もっとも、その後SONY機指定の撮影案件が入ったため、α7SIIIとほぼ同じ仕様のシネマカメラ FX3を再導入する羽目になるのですが、私にとってバリアングル液晶は歓迎すべきことではありません。

 

チルト式の何が良いかというと、

 

1)光軸がズレないこと

2)ワンプロセスでモニター角度を変えられること

3)インバートモードで上から覗けること

4)ジンバルのアームに干渉しないこと

 

ですね。

 

4)ジンバル向きのIBISセッティング

 

四番目は、ジンバルでの運用に最適なIBISセッティングであることです。

 

これは、α7SIIを使っていた頃から非常に信頼の置けるIBISをSONYはブレることなく継承しており、スペック上は決して補正段数が高くはないのですが、ジンバルでカメラワークした際にも滑らかに補正されます。

 

当然ながらハードなカメラワークにも耐えられるIBISであることに加え、補正エラー(補正とリリースを繰り返す挙動・各軸のガックン挙動など)はSONYが最も少ないと感じています、というより無いと言っていいレベルです。

 

これは、ジンバルを持って走り撮りした際に他メーカーのIBISとは顕著な差が顕れ、見事に微振動を吸収していることを身をもって実感しています。

 

5)フルフレーム記録の4Kも高画質

 

高画素センサー&フルフレームでの撮像時、“ピクセルビニング” と呼ばれる複数の画素をひとまとめにして撮像されますので、残念ながら解像感が落ちてしまうというのが一般的な認識です。

 

しかしながらα1のフルフレーム記録では、ピクセルビニングであるにも関わらず高い解像感を維持しているという検証をされた方が居られます。

 

“Gerald Undone”氏がα1のレビューで明らかにしています。

 

Sony Alpha 1: A VERY IMPRESSIVE Camera! (Sony a1 Review) - Gerald Undone

 

 

4Kという土俵で比較した場合、α7SIIIよりも解像感も高く画質も良いという検証結果は衝撃的でした。

 

ピクセルビニングは駄目だ… というのはもはや過去の話のようです。

 

6)小型軽量であること

 

これは言わずもがなですね。

 

SONYのAlphaはどれも小型軽量でハンドリングしやすいので、当然ながらジンバルでの運用にも最適です。

 

以上の点から、私はSONY α1を選択しました。

 

これからは、思う存分ジンバルで撮影できると思うと夢が広がります。

 

SONY α1で捉えた映像をまたお披露目できることを楽しみにしております。

 

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撮影・執筆者

Takeru Tokyo Landscape

ジンバル撮影/指導/講師

豊富な実践経験から得たブレのないジンバル撮影テクニックを独自の理論に落とし込み、専門家ならではの視点でジンバルの正しい使い方を指導しています。2019年より自らが主宰するジンバル講習は日本で唯一。

講師業の傍ら、ジンバルで捉えた映像素材・ストック動画を撮影中。撮影対象は、主に都市景観:ビル街・建造物・商業施設など。詳しくは、映像素材・ストック動画のページをご参照ください。


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