Nikon Z9と最新型ジンバル DJI RS3 PROの組み合わせで撮影した所感

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Nikon Z9と最新型ジンバル DJI RS3 PROの組み合わせで撮影した所感

つい先日、“Nikon Z9” と最新型ジンバル “DJI RS3 PRO” の組み合わせで撮影してきましたので、今回はジンバル撮影でどうだったか、その所感をまとめたいと思います。

 

 

1)Nikon Z9のIBIS(ボディ内手ぶれ補正)が大幅に改善

2)夜の撮影ではレンズの開放F値 f/3.5はギリギリだったかも…

3)DJI RS3 PROの所感

4)まとめ

 

1)Nikon Z9のIBIS(ボディ内手ぶれ補正)が大幅に改善

 

まず先に、今回使用したカメラ “Nikon Z9” について触れておきたいと思います。

 

今回お借りする前にも、実は昨年の12月にNikon様のご厚意でZ9をお借りしていたのですが、残念ながら私の用途には合わないこともあり実戦投入することなく返却させていただいておりました。

 

その理由は『Z9のIBISはジンバル撮影に向かない』と私なりに判断したためです。

 

私はエクストリームな撮影を好む傾向にあり、ジンバルで縦横無尽なカメラワークが可能なカメラとジンバルの組み合わせを常に探究しています。

 

そういった私の用途に合わなかったこともあり、入手困難でもあったZ9はスッパリ諦めてZ6IIを導入したという経緯もあるぐらい、私にとってはとても重要な問題でした。

 

私はZ9を使い始めてすぐ察しました。

 

「えっ?IBISの挙動がZ6II, Z6とは違うぞ。」と… Z9を迎えるためにNIKKOR Zレンズを4本揃えていましたから、これは本当にショックで泣きたくなりましたね。

 

今回のファームウェア “Ver.2.10” で改善されたとの記述があったため、早速アップデートして実践に臨みましたが、結果Z6II, Z6と同様の安定したIBISセッティングに改変されたようで、カメラをどこに向けても安定した映像素材を得られるようになりました。

 

これは本当に良かったと思っております。

 

2)夜の撮影ではレンズの開放F値 f/3.5はギリギリだったかも…

 

レンズは、今回 “PC-E NIKKOR 24mm f/3.5D ED” を使いました。

 

シフトレンズは、本来絞り込んで使った方が高い解像感を得られますし、例外なく開放F値が暗いためあまり夜の撮影には向いていません。

 

まぁそれを承知で使ってみたわけですが… 夜の撮影では極力開放で使いたいため、周辺像はかなり甘めな描写になっていますし、高画素機でもあるためやはりノイズ感は少なからず出てしまっていますね。

 

これが日中の撮影なら、f/5.6〜f/11ぐらいまで絞り込めますのでより高い解像感を得られると思います。

 

実際、日中撮影した映像素材を見る限り画面全域カリカリでした。

 

加えて、24mmの自然なパース感はシフトで使うと極上な絵が出てくると思いましたね、やはりシフトレンズは24mmがいいなと再認識しました。

 

3)DJI RS3 PROの所感

 

詳しくは別途BLOGにまとめますが、ここでは軽く所感のみ書きたいと思います。

 

Twitterでも呟きましたが、DJI RS2を持っている人にとってRS3, RS3 PROがどれほど有用なのか?は正直微妙だと思いました。

 

ジンバルとしての基本性能、つまり三軸の安定性、モーター駆動の正確性、搭載機材の保持力などはRS2とあまり変わりなかった… というのが正直な感想です。

 

相変わらずドリフトはしますし、温度変化で水平が狂いもしますから、RS2より運用が楽になった点はゼロです。

 

いったい何が進化したのか?私は大いに疑問でしたが、気持ちカメラワークの再現性が高まったような気はしています。

 

気のせいかも知れませんが、狙ったカットを何度も繰り返し撮れるのはジンバル撮影においては非常に重要なファクターですから、この点は歓迎したいですね。

 

とはいえ、もうしばらく使ってみないことには何とも言えませんが…

 

4)まとめ

 

以上のことをまとめると、Nikon Z9とDJI RS3 PROの組み合わせでの撮影結果は非常に満足のいくものでした。

 

Z9とシフトレンズで合わせて2kgほどありますが、それをものともせず安定したカットが撮れたのはRS3 PROだったから成し得た部分もあり、RS2では少々役不足だったかも知れませんしね。

 

いずれにせよ、新しい機材を導入するとそれはそれである程度検証を重ねていかないとハッキリしたことは言えませんが、これから買うならRS3 PROが良いかも知れませんね。(重量機材を載せる人は特に…)

 

ぶっちゃけた話、この組み合わせに拘る必要もないように思いますので、次回は組み合わせを変えて引き続き試していきたいですね。

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撮影・執筆者

Takeru Tokyo Landscape

ジンバル撮影/指導/講師

豊富な実践経験から得たブレのないジンバル撮影テクニックを独自の理論に落とし込み、専門家ならではの視点でジンバルの正しい使い方を指導しています。2019年より自らが主宰するジンバル講習は日本で唯一。

講師業の傍ら、ジンバルで捉えた映像素材・ストック動画を撮影中。撮影対象は、主に都市景観:ビル街・建造物・商業施設など。詳しくは、映像素材・ストック動画のページをご参照ください。


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