映像制作会社・広告代理店と仕事をしてみてこれは駄目だ… と悟ったこと
以前、第三者を経由しての映像案件は受けない方向で考えている旨、Twitterで呟きましたが、その理由などについて書いてみたいと思います。
首題の通り、いくつかの映像制作会社・広告代理店と仕事をしてみて実感したことですが、これはあくまで私が携わった案件に関してのみで、すべてがそうだというわけではありませんのでご理解いただければと思います。
1)プロフェッショナル不在
2)撮影現場はカメラマン任せ
3)現場任せでもダメ出しされる理不尽…
4)結局はビジネス = 金儲け
5)最終的には名声を得たいだけだった
1)プロフェッショナル不在
私が携わった映像案件では、ほぼプロフェッショナルと呼べるプロデューサーなりディレクター(広告代理店・映像制作会社側)がおらず、立ち位置の曖昧な “担当者” が立ち会うという現場が大半でした。
つまり、誰一人としてこれから撮影する映像のイメージを持っていないまま撮影日を迎えます。(今考えると恐ろしい限りですが…)
これは、映像制作を発注した大元のクライアントに対して大変失礼なことだと思うのですが、現実問題として映像制作会社・広告代理店はそのような対応で済ませていました。
当然ながら撮影クルーに映像のイメージは共有されませんので、現場カメラマンやスタッフ同士で顔を見合わせるケースが頻発します。
申し訳程度の資料は当日までには出てきますが、それは到底映像の完成イメージを把握できるものではありません。
2)撮影現場はカメラマン任せ
ここですね、一番苦労するのは… 前述した通り、撮影内容を把握しているプロデューサーなりディレクターが現場に居ませんので、常にカメラマンに白羽の矢を立てられます。
クライアント側の責任者が来ればまだよいのですが、映像制作会社・広告代理店側の担当者すら来ない現場も多々ありましたので、これでうまいこと撮影してくださいと言われても…
いや、むしろ「なんかいいアイデアない?」とか「え?撮らないの?」的な顔をされることもあり、何ら指示もないまま撮影をスタートせざるを得ない状況に追い込まれることが多々ありました。
これでいい絵を撮れるわけがありませんね…
3)現場任せでもダメ出しされる理不尽…
百歩譲って撮影はなんとか無事終わらせたとしましょう。
しかし、そこからが苦行の始まりと言ってもいいかも知れません。
現場で放任していたにもかかわらず、編集した映像にはしっかりダメ出ししてきますから。
いくら発注している側とはいえ、何ら指示も出さずに後で文句を言うのは誰にでもできますよね。
結果、何度も編集し直す手間を強いられます。
映像制作会社・広告代理店の担当者(非常に曖昧なポジションw)には、ダメ出しするのを仕事だと思っている人も多く、常に不条理な仕事を迫られるのは堪え難いものがありましたね。
4)結局はビジネス = 金儲け
私はすべてコレに尽きるだろうと思いました。
彼らの狙いは、決して良い映像を作ることなどではなく、あくまで金儲けの道具として映像を選んだまでなんですね。
請負総額 - 外注費 = 利益
ここ最近、雨後の筍のように出てきた映像制作会社は特に… 一度仕組みさえ作ってしまえば、後はどんどん映像案件が取れるでしょうからね。
5)最終的には名声を得たいだけだった
また、もう一つの目的が、“名声を得ること” ですね。
映像制作自体はすべて外注に丸投げしていても、請け負ったのはその映像制作会社ですから、実情はどうあれ実績として積み上がっていきます。
内部のスタッフには映像のプロなど一人もおらず、ズブの素人が制作を仕切っているという状況もありました。
そこにモノづくり精神など微塵もなく、旧態依然のビジネスモデルと何ら変わらない単なる金儲けの構造しかありませんでした。
一体、何がしたかったのか?と思いますね。
ウェブサイトには、誇らしげに制作実績を載せたりしていますが、いやいやそれあなたたちの作った映像ではありませんからw とツッコミを入れたくなるぐらいです。
一つ書いておきますが、外注スタッフに頼り切っているような映像制作会社ではダメだと思います。
核となる制作部隊を持たない映像制作会社など、単にマージン商売を展開しているに過ぎません。
そんな人たちには、決して良い映像など作ることはできないでしょう。
こんな状況が故に、あまり積極的には映像制作を受けたくないと考えるようになりました。
テキトーな仕事ぶりな割に、私ら撮影クルーへの要求だけは一流なのですから…
関連ページ・ブログ記事へのリンク
撮影・執筆者

ジンバル撮影/指導/講師
豊富な実践経験から得たブレのないジンバル撮影テクニックを独自の理論に落とし込み、専門家ならではの視点でジンバルの正しい使い方を指導しています。2019年より自らが主宰するジンバル講習は日本で唯一。
講師業の傍ら、ジンバルで捉えた映像素材・ストック動画を撮影中。撮影対象は、主に都市景観:ビル街・建造物・商業施設など。詳しくは、映像素材・ストック動画のページをご参照ください。
記事一覧
- 2025年04月28日 New!!
- DJI RS4 MINI 着実な進化を遂げた最新型ジンバルの新機能・進化点・美点6つ - YouTube
- 2025年04月10日
- Hohem iSteady M7 ジンバルの使い方 1 - YouTube
- 2025年03月24日
- ジンバル講習の受講者を募集します
- 2025年02月06日
- ジンバル講習 最短30分から受講可能に
- 2025年01月16日
- ワークショップ延期のご案内
- 2024年12月23日
- DJI RONIN RS4 (+BG70) ジンバル撮影 - Tokyo Skytree town Dream Christmas Illumination - YouTube
- 2024年12月22日
- DJI RONIN RS4 (+BG70) ジンバル撮影 - Ginza Namiki Dōri - YouTube
- 2024年12月13日
- DJI RS4 or RS3 MINI どっちのジンバルにする? - YouTube
- 2024年12月01日
- ジンバルで撮影した映像素材・ストック動画の提供を開始
- 2024年11月30日
- 【告知】ジンバル撮影のワークショップ 2025年1月開催概要
- 2024年11月29日
- DJI RS4 ジンバルの使い方 - YouTube
- 2024年11月24日
- 11月25日(月)のジンバルワークショップは見送ります
- 2024年11月17日
- 【告知】11月18日(月)18:00〜 ジンバル撮影のワークショップ開催決定
- 2024年11月10日
- 【告知】11月11日(月)18:00〜 ジンバル撮影のワークショップ開催決定
- 2024年11月09日
- DJIから嬉しいお知らせ - note
- 2024年11月05日
- 11月05日(火)のジンバルワークショップは見送ります
- 2024年11月01日
- 【告知】ジンバル撮影のワークショップ 11月開催概要
- 2024年10月27日
- 【告知】10月28日(月)18:00〜 ジンバル撮影のワークショップ開催決定
- 2024年10月20日
- 【告知】10月21日(月)17:00〜 ジンバル撮影のワークショップ開催決定
- 2024年10月18日
- noteメンバーシップ『ジンバルの使い方』はじめました!
1 〜 20(222件) 次のページ



