DJI RS3 MINI & SONY α1 & LAOWA 15mm F2 ZERO-Dで動画撮影。（4K 60fps）

今回は、DJI RS3 MINIを使った一発目の映像作例。

所感を少しだけ… 正直、かなり微妙なジンバルだと思います。

その理由を、同クラスの “ZHIYUN CRANE M3” とも比較して書き出してみます。

辛辣過ぎるかも知れませんが、今回 “DJI RS3 MINI” を使ってみたことでZHIYUN CRANE M3の出来の良さを再認識することになりました。（手放せないジンバルですね）

1）3軸とも保持力が弱い（到底フルフレームには向かない）

2）ロックモードが安定しない（恐らくパン軸のモーターパワーが弱過ぎる）

3）オートチューンの精度が非常に低い（そのままだとユルユルで確実にブレる）

4）モーターパワーの制御がイマイチ（保持力を高めるためパワーを上げていくとすぐ振動を起こすのでギリギリまでパワーを上げられない）

5）M3と比べると一回り大型かつ100g重く決して軽くは感じない（MINIの重量だったら、もう少し重いがRSC2を持ち出した方が撮影結果には寄与する）

6）プレート周りがダメ過ぎる（クイックリリースプレートが小さ過ぎ、既存のジンバルとは取付方向が90度変わるので他のRONINシリーズと相互運用しにくい）

7）縦位置に切り替えるのが面倒（プレートを外さなければならず、またバランスも取り直す必要があるので現場では二重苦に…）

8）なぜかポートレイトモードが割愛されている…

9）スクリーンロック・解除がタッチパネルのみで非常に面倒（RS2と同じ仕様にすべきだったのでは？電源ボタン ワンクリックで）

あまりオススメできるジンバルではありません。

そのうちレビュー動画作ります。（途中まで作ってありますが、あまりの出来の悪さにかなり萎え気味で制作が止まっています…）

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撮影・執筆者

Takeru Tokyo Landscape

ジンバル撮影／指導／講師

豊富な実践経験から得たブレのないジンバル撮影テクニックを独自の理論に落とし込み、専門家ならではの視点でジンバルの正しい使い方を指導しています。2019年より自らが主宰するジンバル講習は日本で唯一。

講師業の傍ら、ジンバルで捉えた映像素材・ストック動画を撮影中。撮影対象は、主に都市景観：ビル街・建造物・商業施設など。詳しくは、映像素材・ストック動画のページをご参照ください。

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