【Active Track】PanasonicとDJIの共同開発って… それもっとアピールすべきでしょ
2023年12月09日更新|Panasonic|DJI|共同開発|Active Track
今回は、Panasonicの残念な点について掘り下げていきたいと思います。
昨日、自身のX(旧Twitter)アカウントで以下の内容をポストしました。
“Panasonicは、ファームウェアアップデートで他社を出し抜いているともう少しアピールすべきではないかと思う。革新的な機能が追加されているというのに… あまり知られていないのは大変残念。これ知ってたらS5II検討してたかなぁと思うほど。”
X(Twitter) Takeru Tokyo Landscape
Panasonicの消極的な態度は非常にマイナス
まずは、以下のページをご参照ください。
一眼カメラ DC-GH6 特長|FIRMWARE Ver.2.4
ウェブページ後半に記述のある “動画記録時のフォーカス機能の連携” という見出しですが、これは本来大々的にアピールすべき事案ではないかと私は思います。
多くの人に知ってもらうという意味では、広告配信やプレスリリースを発行してでも他社との差別化という意味で告知すべきだったと思います。
中でも、私が一番気になったのは以下の小見出し、
DJI製ジンバル ActiveTrack機能に対応
というくだりです。
以下、Panasonicのページから引用。
“DJIとLUMIXによる共同開発により、DJI RoninシリーズのActiveTrackがLiDAR Range FinderもしくはRavenEyeの映像伝送システムを追加せずに対応できるようになりました。カメラ内部で被写体の動きを検出し、ジンバルにデータを送信することで自動追尾を開始します。外部機器が必要ないため、軽量で撮影時の負担が少なく撮影効率が大幅に向上します。”
実はこの話自体が初耳で、事実を知るまでは当然ながらRaven Eyeが無ければActive Trackは使えないと決め込んでいました。
ところが、私のジンバル講習にお問い合わせいただいた方からRaven Eye無しでもActive Trackが駆動するとの話を伺い、まさかそんな魅力的な機能がファームウェアによって実装されるとは思いもよらず… と、私の想像を遥かに超えており大変驚いた次第です。
※追記
その後、ジンバル講習にお越しいただいた方の機材でActive Trackを試してみたところ、どうもうまく駆動していない様子が見て取れました。というのも、RECボタンを押下すると不自然な挙動が見られ、うまくトラックできていないようで、これはまだまだ開発途上なのだと感じました。(RECボタン押下前は割とトラックしているように見えたのですが…)現時点では、Raven Eyeを介して使う以外に無いようですね。
Googleでの検索結果に出てこないのも問題
Google検索でキーワードを絞り込んでいっても当該ページに辿り着くことはできません。
例えば、“panasonic lumix dji active track” などと、かなり具体的なキーワードを並べていっても… です。
私自身、様々なキーワードの組み合わせでググってみましたが、Googleの検索結果に出てくることはなく、PanasonicのカメラでActive Trackを使うのは無理だと判断していた… ということもあります。
Panasonicの広報活動に問題あり
最初は信じられませんでしたが、まさかの “DJIとの共同開発” というのはDJIのジンバルユーザーから見ればビッグニュースでしかなく、なぜもっとアピールしていかないのか?Panasonicの広報活動には大いに疑問を持ちました。
これを知っていたら、私はLUMIX S5IIやG9IIを検討していたと思いますし、DJIのジンバルをもっと有効活用していきたいと考えるビデオグラファーもたくさんいたはずです。
つくづく、Panasonicは商売が下手だなぁと思いました。
大変残念なことではありますが、これはことの重要性にいち早くメーカー自身が気が付くべきことであり、私のような一消費者が指摘する話でもないように思います。
一刻も早く、カメラの性能をファームウェアで底上げできる将来性あるカメラメーカーなんだぞと、よりアグレッシブな宣伝活動をスタートしてもらいたいと願うばかりです。
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撮影・執筆者
実践・理論から撮影技術をわかりやすく教えるジンバル専門講師。自らが主宰する『ジンバル講習』は日本で唯一。ブレのない滑らかで安定したジンバル撮影・実用的なカメラワークを指導。個人的には走り撮りへの思い入れが強い。対応ジンバルメーカー:DJI, ZHIYUN, MOZA, etc…
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