今回も、DJI OSMO POCKET 3 でジンバル撮影。（4K 60fps）

POCKET 3を使ってみた所感について手短に書き記しておきます。

薄暗い庭園の撮影にはしんどい

1インチでの暗所撮影はやはりしんどいと言わざるを得ません。

使えるISO感度は、せいぜいISO1600程度が限界ではないかと感じました。

というのも、ISO3200を超えてくるとノイズ感が増大してしまい、見苦しいカラーノイズが暗所に目立ち始め、またそれに伴って解像感も大幅に低下するからです。

低照度モードを使うという手もありますが、私の使ってみた感じでは通常の撮影モードと大差ないノイズ感で上述の通りISO感度をISO16000まで上げていくことは可能ですが、ノイズが増大しすぎてとても映像素材としては使えないレベルになってしまいます。

カラー “D-Log M”での撮影について

今回、初めてD-Log Mを使ってみましたが、暗所での撮影だったためかなりソフトフォーカスがかかったような映像素材になってしまいました。

動きの少ないカットならまだ良いのですが、歩き撮りやフォローモードで動きのあるカットを撮ろうとすると解像感が低下します。

日中のD-Log Mがどの程度パフォーマンスが出るかは分かりませんが、通常Log撮影となるとスタンダードガンマに比べて解像感が低下するのは普通のことですから、これはやはりセンサーサイズと高感度耐性によるものだと判断しています。

加えて、ピント合わせしにくいというのもありますね。

今回は以上です。

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撮影・執筆者

Takeru Tokyo Landscape

ジンバル撮影／指導／講師

豊富な実践経験から得たブレのないジンバル撮影テクニックを独自の理論に落とし込み、専門家ならではの視点でジンバルの正しい使い方を指導しています。2019年より自らが主宰するジンバル講習は日本で唯一。

講師業の傍ら、ジンバルで捉えた映像素材・ストック動画を撮影中。撮影対象は、主に都市景観：ビル街・建造物・商業施設など。詳しくは、映像素材・ストック動画のページをご参照ください。

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